47都道府県中47位!?埼玉県の医師転職事情

ここが問題!!埼玉県の医療の課題

2017年12月08日 18:01

課題① 埼玉県は全体的に医療施設が不足している


どの地域にも、多かれ少なかれ医療に関する課題を抱えているのかもしれません。
しかし、埼玉県は関東圏にあり、その立地は非常に恵まれているものの、その利を十分に活かせていないようです。

埼玉県はその全体像を見てみれば、医療施設の数が不足していると言わざるを得ません。
人口10万人当たりの病院数は全国で40位台であり、診療所数に至っては最下位であることを考えると、いかに患者の需要に応えられる医療施設が整っていないのかがわかるのではないでしょうか。

もちろん病床数も例外ではありません。
一般と療養合わせた数では、全国平均が人口10万人当たりで960床を超えているにもかかわらず、埼玉県は700床に届いていないと、こちらも全国最低水準の状態が続いています。
トップの高知県は2,000床に迫る数の病床数があることを考えれば、埼玉県の患者受け入れ体制に大きな問題があり、そこに課題があることもわかるはずです。

関東圏だけではなく日本全体で見ても、医療提供体制の整備という点において、埼玉県は非常に遅れていると言わざるを得ません。

課題② 埼玉県は医療の需要と供給が全くかみ合っていない


日本は既に高齢化社会へと突入していますが、より深刻になり問題が顕在化してくるのはこれからです。
今後数十年間で高齢者の割合は少子化の影響もあり、さらに増加することは確実。
これにより医療の需要も大幅に増えていくことが予想されますが、現在の埼玉県の医療体制では、全くこの状況の変化に追いつくことができません。

既に、需要と供給がかみ合っていない状況も生まれています。
当然です、人口の割合と医療施設の数が、上でも示したように足りていなければ、供給が間に合うはずもありません。
施設だけではなく医師数や看護師及び准看護師の数でも全国で最低水準の埼玉県。
ここにも大きな課題があると言えるでしょう。

埼玉県では、年々救急搬送患者数が増えています。
しかし、既に救急科医師は過酷な労働環境を強いられており、十分な受け入れ態勢も整えられてはいません。
加えて、県内の病院では医師不足から入院治療を中止したり、新生児集中治療室の稼働を停止するなどするところも出てきています。
ここからも、需要と供給のバランスが、患者にとって悪い方向へと崩れていることがわかります。

このバランスをどう整えていくか、これは埼玉県にとって非常に大きな課題となるでしょう。

課題③ 多くの人が特別区や他の医療圏の医療機関を受診している


医療施設の不足、そして医療従事者の不足という大きな問題を抱えている埼玉県ですが、このような状況では、既に説明したように患者側の需要に医療施設側の供給が追い付かず、アンバランスな医療環境となってしまうでしょう。

このような形が続くことで、患者は別の医療圏の病院や診療所へと向かう動きも増えてきます。
それは埼玉県内の医療環境をより悪化、あるいは停滞させることにもつながるため、ここにも大きな課題があり早急な対策が求められます。

東京都と隣接している埼玉県。
その他、千葉県や群馬県、そして茨城県とも接しているため、患者が埼玉県内の医療施設に魅力を感じなければ、どうしても都内の特別区や千葉県などの医療機関へと受診のために足を伸ばす傾向が強まってきます。

根本から改善のための施策を打ち出せなければ、今後もこのような状況は続いていくのかもしれません。




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