47都道府県中47位!?埼玉県の医師転職事情

医療の現状から埼玉県を切る

10万人当たりの診療所数47位!!埼玉県はとにかく医師が足りない


東京都に隣接しており、ベッドタウンとしての人気も高い埼玉県。
人口も決して少なくはないのですが、医療に関しては少々問題点や課題を抱えている状況にあります。

その一つが、医療施設の少なさです。
医療の現状を把握する際にしばしば用いられる「人口10万人当たりの医療施設数」ですが、この人口10万人当たりの病院数の全国平均が約7施設なのに対し、埼玉県は約5施設と、極端に少ない数字となっています。
これは全国で42番目の少なさであり、トップの高知県の約18施設の3分の1以下という水準。

診療所数に目を移してみると、全国平均が人口10万人当たり約80施設なのに対し、埼玉県は60施設ほどと、こちらはなんと全国で47位
つまり最下位という状況に陥ってしまっているのです。

また、こちらも人口10万人当たりの数字となりますが、医師の数も全国でワーストの約150人
全国平均が220人を超えていることを考えれば、相当な医師不足であるとも言えるでしょう。

10万人当たりの看護職員数47位!!埼玉県は看護師も足りない


病院数や診療所数、そして医師数が全国の中でも非常に少ない埼玉県ですが、医療施設数が少ないということは、そこで働く看護職員の数も少ないということになります。
事実、埼玉県では人口10万人当たりの看護職員数はやはり全国で最も少ない状況となっているのです。

全国平均では1,000人を超えている看護職員数。
しかし、埼玉県では800人に達しておらず、こちらも全国平均から大きく離される形で不足していることがうかがえます。
これは看護師と准看護師を合わせた数ですが、患者にとっては医師だけではなく看護師の存在も非常に重要であることを考えると、看過できない状況と言えるでしょう。

ここ10年間の看護職員の増加率は全国でも非常に高くなってはいるものの、それでも同県にとっては喫緊の課題となっていることは間違いありません。

埼玉県の勤務医の勤務時間状況


埼玉県の医療事情を語る際に無視できないのが、勤務医の労働環境です。
埼玉県ではこの勤務医の労働環境が非常に厳しい状況にあり、特に勤務時間に関しては、こちらも早急に改善する必要に迫られています。

例えば、医師の1ヶ月当たりの平均当直回数を見ると、救急科で7日、小児科で5日以上、整形外科や麻酔科、環器科で3日以上と、当直がいわば常態化していると言えます。
それに加えて、当直直後に通常勤務をする医師も全体の9割以上いるというのが埼玉県の現状であり、その状況を考えれば、当直回数が月に5日や1週間に達していることが、いかにハードな労働環境に置かれているのかがわかるのではないでしょうか。

病院に勤める常勤医師は、その半分が週に60時間以上働いているというデータもあります。
中には100時間以上勤務する医師もいるほど。
この60時間は過労死が認定される基準となっており、しかし医師の半数がこれを超えているとなると、どれだけ過酷な労働環境であるのかもうかがえるはず。

埼玉県は、この状況を何としてでも改善する必要性にも迫られているのです。

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